口演18
気管支喘息の治療2
座長:杉山幸比古1), 坂本芳雄2)(自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門1), 関東中央病院呼吸器内科2)

O18-6.一般医によるLABA単剤治療の現状と,診断の妥当性についての検討

牧野英記, 金子教宏, 小林玄機, 松沼 亮, 中島 啓, 浅井信博, 桂田直子, 三沢昌史, 青島正大
亀田総合病院呼吸器内科


【目的】LABA単剤治療が行われた症例の現状と初診時診断の妥当性を検討する.【方法】2010年4月から10月までに当院の一般医のみの判断でsalmeterol単剤による治療が行われた症例(23例)を後方視的に検討し,問診,診察,検査などから初診時診断の妥当性について検討した.【結果】年齢中央値は74(23-87)歳で男性16例,女性7例,喫煙歴あり17例,なし3例,確認なし3例.症状は,呼吸困難6例,咳嗽13例,なし4例,喘鳴あり8例,なし15例.胸部単純写真あり22例,なし1例,胸部CT検査あり8例,なし15例.呼吸機能検査あり18例,なし5例.喀痰中好酸球検査あり2例,なし21例.血清IgE検査は全例施行されず.診断的治療,感染後咳嗽,非喫煙者,若年者への十分な鑑別診断がなされないままのLABA単剤治療が少数ながらも認められた.【結論】LABA単剤治療中の患者には,鑑別診断が十分になされていない症例が存在する.一般医であっても,喫煙歴などの問診の徹底や喘息との積極的な鑑別を行うことが必要であり,特に非喫煙者や若年者への単剤治療はより慎重に行うべきである.

第61回日本アレルギー学会秋季学術大会 2011年11月開催

JSA 日本アレルギー学会 JAPANESE SOCIETY OF ALLERGOLOGY
Copyright © 日本アレルギー学会 All rights reserved.